チャレンジャー⑤下﨑 公耀さん
5人目のチャレンジャーは、下﨑公耀さんと篠原 啓祐さんのチームトライスです。
発表は下崎さんが行いました。
テーマは「企業価値の情報発信と転職体験プログラムにより採用のミスマッチを解決するプラットフォーム」
下崎さんは、大学時代から地域活性化に関わる経営学を研究してきました。
そして香川大学のMBAで、中小企業診断士として企業を支援してきた篠原さんと出会い、
地方における企業の人材不足と採用のミスマッチの課題を見つけました。
そこで、SNSとWEB活用した企業価値の情報発信と、
転職体験プログラムにより採用のミスマッチを解決するプラットフォーム「トライス」を考案。
「トライス」は既に実証実験として、企業情報のSNS投稿を行っており、
動画による情報発信の効果の高さを示すデータも紹介。
またそこから「LINEのオープンチャット機能」と「転職体験プログラム」を組み合わせることで、
しっかりと採用に繋げることができる具体的なプランを提案していました。
このプランで起業し、本気で事業化を目指していきたいと語る下崎さん。
審査員からは「なかなか中小企業が苦労しているところ。
どうやってPRしていくか、というのは香川の経済界の大きなテーマなので、
企業として是非参加したい」というコメントもいただきました。
チャレンジャー⑥城石 果純さん
6人目のチャレンジャーは株式会社DaRETO代表の城石 果純さんです。
テーマは「全力で遊ぶ!正解がない時代に新しいものを生み出す力を育む『島遊び』プログラム」
城石さんはこれまで、大手旅行サイトの拠点責任者を経験。
自然豊かな場所での子育てをしたいと思い小豆島に移住され、3男児を育てるお母さん起業家です。
その2つの経験から、島の子育ての良さをギュッと濃縮した2~3日のプログラムを、
ふだん遊ぶ場所や遊び方が制限されている都会の子どもたちに提供するプランを発表しました。
近年、問題になっている耕作放棄地を活用。
小豆島の豊かな自然環境を活かした食育プログラム、木育プログラム、
そして全力で楽しめる遊び場を提供することで、
これからの21世紀を生きる子どもたちに必要な「新しいものを作り上げていく力」を育みます。
城石さんは、参加者を受け入れのためのログハウス作りなど、
既にプロジェクト実現に向けて動き出しています。
このアワードを通じて、これから取り組みたいことを地域の方へしっかりと理解してもらい、
継続的に地域に還元できる仕組みを作りたいと語りました。
チャレンジャー⑦齊藤 大将さん
最後のチャレンジャーはEstify Consultants OÜ 代表の齊藤 大将さんです。
テーマは「VR/ARを使うバーチャル言語学習体験『身体を使った新しい学問』」
齊藤さんは、VR/ARを使った教育や物語体験の創作に関心があり、
これまでVR学校など個人制作や運営を行ってきました。
また今回は、ご自身もエストニアでの留学経験で感じた日本人の外国語トレーニングに関する課題を、
VRによって解決する体験を通した新しい学習サービスを発表しました。
実際にVR上で外国人とリアルな対話ができるデモも紹介され、
発表後、審査員から「利用者のレベルに応じたコンテンツ展開も可能か?」
という質問がありましたが「全てがVR上で行われているので、
利用者の視線の動きから上手くいかなかったところのログまで全てデータが残すことができる。
これにより個人に最適化した学びを提供できる。」と力強く語りました。
審査タイム&会場参加者による投票 全ての発表が終了しました。
審査員は別室で最終審査を。
そして、会場参加いただいたサポーター企業の方々には、
最も良かったチャレンジャーへ投票していただきました。
最終結果は、それらの点数を集計して決定します。
【Vol.5】に続く~